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シンプルな生き方を模索し、目の前の幸せを大切にしていきたい。そんな私の願望をブログにしました。ミニマリストを参考にしています。

ミニマリストにお勧めしたい漫画【孤高の人】


今回の記事では、私がミニマリストの方へお勧めしたい漫画を紹介したいと思います。


私がお勧めしたい漫画とは・・・【孤高の人】という漫画です。


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全17巻の完結済みの作品です。週刊ヤングジャンプで、2007年~2011年まで連載されていました。この【孤高の人】という漫画には、原作となった小説があります。題名は同じく【孤高の人】。新田次郎による小説作品です。私は小説版を読んでいないので、内容を比較することが出来ないのですが、両方読んだことのある方たちからは、「食い違いが気になる」という声などが挙げられているそうです。漫画版【孤高の人】では、作画を坂本眞一が担当し、連載の途中まで原案を鍋田吉郎が担当していました。原案は途中から高野洋に交代されますが、後に原作表記から高野洋の名前も外れ、坂本眞一の単独作品となります。


孤高の人】は、簡単に言うと、登山の漫画です。富士山も登場しますし、エベレストのような海外の山も登場します。なぜ、登山の漫画を、ミニマリストの方へお勧めしたいのか。理由は1つです。主人公がミニマリストだからです。


主人公の性格は、NARUTOのサスケのような感じ。人を寄せ付けず、自らも人に頼らず、社会に参画しようとしない。「めんどくせー」が口癖。高校生活編では、反抗期も相まってか、攻撃的な面も見られます。しかしその攻撃的な面も、山と出会ってから変わっていきます。攻撃性は無くなり、さらに自分の殻にこもりがちになります。仕事においても極力人とは関わらず、休みの日は独りで山へ行くという生活。そんな主人公の部屋は、ほとんどものがありません。生活できないのではないかというレベルでものがありません。そして、年季を感じさせるアパートの土壁には、「世界一の山に登る」という目標の紙が貼ってあります。


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「どれだけストイックなんだ!?」と驚きます。目標のために必要なもの以外は要らない、ものにおいてももちろん、友人や恋人のような人間関係も。そんな意思の強さが表れている部屋です。そんな主人公も、多くの出会いと経験を経て、少しずつ変わっていくのですが、その変化の葛藤がとても丁寧に描かれています。この変化の葛藤がミニマリストとして、読んでおいて損はないのではないかなと思い、今回記事に起こしました。


主人公はとても厭世的で、俗に塗れたものを嫌います。嫌うというよりは、興味がないといったほうが正しく伝わるのかもしれません。しかし、不愛想だけど根はとても良い人で、助けを求められれば、救いの手を差し伸べます。そんな主人公は、不器用なだけであるともいえます。利己的に他者を貶めるような行為はしません。ただ、主人公はその不器用さゆえに、めちゃくちゃ騙されます。人の好さにつけ込んでくる悪人から信頼していた友人まで、様々な人たちに裏切られます。その度に主人公は傷つき閉鎖的になり、その傷を癒すように山を登ります。山へ行けば、人と交わることもない。山とひたすら向き合うだけ。ここが、とてもミニマリストっぽいなあと思ったのです。モノの囲まれるというのは、孤高の人でいうところの、俗に塗れることに近いと思います。そういった俗っぽいものが苦手な方もいるでしょう。私は、人付き合いなどが得意ではないため、苦手なほうです。沢山の人に囲まれるよりは、大切にできる範囲で、人との関係やモノを大切にしていきたいなあと思っています。もちろん、幅広い友人関係を持ち、沢山のものを所有している方を否定しているわけではありません。私も、それが出来るくらい強い心があればな、と思い、憧れの気持ちさえあるくらいです。俗っぽいと表現したのは、【孤高の人】の中での表現と合わせるためなので、その点、理解いただけると幸いです。ものを捨てる度に、主人公が山で傷を癒すように、心が洗い流されるような感覚になるんですよね。主人公は、山へ行くたびに何かしらの葛藤をします。本当に大切にすべきことは何なのだろうかと苦悩します。山と向き合い、自分と向き合う。この時間を邪魔するものはありません。山の中ですから。ミニマリストがものを減らす理由の1つに、自分と向き合うためという理由もあると思います。その点で、【孤高の人】の主人公と重なるのです。ミニマリズムは、自分自身と向き合うための考え方の1つで、その先には自分なりの答えが出てくるはずです。主人公も、最終的には自分なりの答えを見つけ出し、感動的なラストを迎えます。


孤高の人】は、読んでいて楽しい漫画ではありません。考えさせられる場面やシーンが沢山あります。もしかしたら、勝手に私がそう解釈しているだけなのかもしれませんが。ただ、読み応えは保証します。17巻しかありませんが、読むだけで体力をかなり持っていかれます。(笑)ミニマリストの方なら、共感できる部分が絶対にあると思いますので、ぜひ、読んで頂きたいなと思います。


最後に。
この漫画は、ミニマリストの存在を知る前から持っていて、ミニマリストを知ってから「この漫画めっちゃミニマリストっぽいな」と思いました。ミニマリスト系のブログを立ち上げたら必ず紹介しようと思っていたので、今回記事にできて本当に楽しいです。「今日捨てたもの」の記事の中で漫画を断捨離したと書きましたが、【孤高の人】は捨てていません。それだけ魅力的な漫画だと思っています。